「保育園には通っていないけれど、月に数時間だけ子どもを預けられる場所はない?」
福山市には、保育所や幼稚園などに通っていない0歳6か月〜満3歳未満の子どもが、月10時間まで利用できる「こども誰でも通園制度」があります。保護者が働いているかどうかは問われません(国の制度の案内による)。
この記事では、対象、申請から利用までの流れ、料金と減免、実施施設の探し方を、福山市とこども家庭庁の公式情報をもとに整理しました。

こども誰でも通園制度とは
保育所などに通っていない子どもを、月に一定の時間まで、時間単位で預けられる制度です。国は2026年度から、子ども・子育て支援法に基づく新しい給付として、全国の自治体で実施しています。
福山市では、月10時間までの定期的な預かりとして実施しています。目的は、すべてのこどもの育ちを応援し、多様な働き方やライフスタイルに対応した支援を強めることとされています。
毎日の預け先を確保する保育園の利用や、急な用事・病気のときの一時保育とは役割が違います。それぞれの記事もあわせて確認してください。
対象になる子ども
次の2つを、どちらも満たす必要があります(福山市公式サイトより)。
- 0歳6か月〜満3歳未満であること(3歳になる誕生日の前々日まで利用できます)
- 未就園児であること(保育所、幼稚園、認定こども園、地域型保育事業、企業主導型保育事業所に通っていない)
すでにこれらの施設に通っている子どもは対象外です。
利用までの流れ
利用を始めるには、まず市の認定を受けます。
1. 福山市公式LINEから認定申請をする(「妊娠・子育て・若者」→「こども誰でも通園制度」の順に進みます) 2. 福山市で審査が行われる 3. 登録したメールアドレスに「総合支援システム」のURLが届く 4. 「総合支援システム」から、初回面談の申請と利用予約をする

審査に時間がかかるため、福山市は余裕をもった申請を呼びかけています。システムのURLが届く日は、申請した日によって決まっています。
| 申請した日 | URLの送付予定日 |
|---|---|
| 21日〜5日 | 12日 |
| 6日〜20日 | 27日 |
たとえば6日〜20日に申請しても、URLが届くのは27日です。そこから初回面談の申請と利用予約を行うため、使いたい時期の1か月ほど前には動き出すと安心です(この目安は筆者の考えです)。
料金と減免
利用料金は、保育料や給食費などがかかります。金額は施設ごとに違い、福山市の公式ページや施設一覧には金額が載っていません。利用したい施設に直接問い合わせて確認します。
減免の対象と必要書類
生活に困りごとのある家庭向けに、減免の制度があります。2026年度4月以降の利用分から対象です(福山市公式サイトより)。
| 対象 | 申請時に必要な書類 |
|---|---|
| 生活保護世帯 | 生活保護受給者証、または休日・夜間等受診票等 |
| 市民税非課税世帯、または所得割合算額77,101円未満の世帯 | 世帯全員の市町村民税(非)課税証明書、または納税通知書 |
どの年度の所得・市民税で判定するかは、保育料の対象期間で決まります。
| 保育料の対象期間 | 判定に使う収入の年 | 判定に使う市民税の年度 |
|---|---|---|
| 2026年4月〜8月 | 2024年中 | 2025年度 |
| 2026年9月〜2027年3月 | 2025年中 | 2026年度 |
注意したいのは、減免を実施していない施設もあることです。2026年7月1日時点の一覧では、38か所のうち、減免を実施する施設は17か所、実施しない施設は21か所です。申請の前に、利用したい施設が減免を実施しているか確認しましょう。
実施施設の探し方
利用できる施設は、福山市の公式ページに掲載されている「こども誰でも通園制度実施事業所一覧」(PDF)で確認します。2026年7月1日時点の一覧の内容は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 事業所の数 | 38か所 |
| 0歳から受け入れ | 31か所 |
| 1歳から受け入れ | 4か所 |
| 2歳のみ受け入れ | 3か所(福山暁の星こども園、白ゆり幼稚園、松永幼稚園) |
| 減免を実施 | 17か所(実施しない施設は21か所) |
| 土曜日も利用できる | 3か所(せんにしの丘、大津野こども園、福山市立樹徳保育所) |

実施する曜日や時間帯は、施設ごとに違います。
- 多くの施設は月曜〜金曜の実施です。土曜日も利用できるのは上の表の3か所です
- 神辺千幼稚園は火曜〜金曜、松永幼稚園は月・水・金曜です
- 時間帯は、短いところでは9:30〜11:30(ヤクルト保育園プティットふくやま・同北)、長いところでは9:00〜17:00(こどもえん つくし、みちのうえ こども園)など、さまざまです
- おさなごの園ローズ(沖野上町)は、一覧では2026年10月1日開始予定とされています
一覧には各施設の所在地(町名)も載っています。自宅や職場の近く、通いやすい曜日・時間帯の施設を探してみてください。
一覧は更新されることがあるため、利用前に公式ページの最新版を確認してください。
利用するときの注意点
- 申請から利用開始までに時間がかかります。余裕をもって、公式LINEから認定申請をしましょう
- 保育所などに通い始めると、未就園児の要件を満たさなくなります
- 3歳になる誕生日の前々日までが利用の期限です
- 受け入れ年齢、曜日、時間帯、料金、減免の有無は、すべて施設ごとに違います
- 利用予約は「総合支援システム」から行います
よくある疑問
Q. 共働きでも使えますか? A. 国の制度は、就労しているかどうかを問わずに利用できる仕組みです。ただし、未就園児であることが条件です。仕事のために毎日の預け先が必要な場合は、保育所などの利用申込みを検討することになります。
Q. 料金はいくらですか? A. 施設によって異なります。福山市の公式ページには金額が載っていないため、利用したい施設に問い合わせてください。減免の対象になりそうな場合は、減免を実施している施設かどうかもあわせて確認します。
Q. 子どもが3歳になったら? A. 3歳になる誕生日の前々日までが、この制度を使える期間です。3歳以降の預け先として幼稚園を考えている場合は、こちらの記事が参考になります。

Q. 問い合わせ先は? A. 福山市の保育施設課(入所収納担当)です。電話は084-928-1047、場所は福山市役所本庁舎7階(福山市東桜町3番5号)です。
まとめ
- 対象は、保育所などに通っていない0歳6か月〜満3歳未満の子ども。月10時間まで利用できます
- 申請は福山市公式LINEから。審査のあと、「総合支援システム」から初回面談の申請と利用予約をします
- 料金は施設ごとに違います。減免は2026年度4月以降の利用分からで、実施しない施設もあります
- 実施施設は38か所(2026年7月1日時点)。曜日・時間帯・受け入れ年齢は施設ごとに違うので、最新の一覧で確認を




