福山市の「ネウボラセンター」とは?天満屋福山店にある子育て相談・手続き拠点を紹介

「育児相談」と書かれた木製ブロックとハート型の飾り 市から

「市ネウボラセンター」って何をしてくれる場所?

福山駅前の天満屋福山店に、「ネウボラセンター」という子育て関連の施設があるのを知っていますか。

「ネウボラってどういう意味?」「相談窓口なの?それとも遊べる場所なの?」と、名前だけでは何をする施設なのか分かりにくい方も多いと思います。

結論から言うと、ネウボラセンターは、妊娠中から子育て中の家庭、さらに若者世代までを対象にした、相談・行政手続き・子どもの遊び場が1か所に集まった複合施設です。天満屋福山店の7階と8階にあり、福山市のネウボラ推進課が運営しています。

この記事では、ネウボラセンターがどんな施設なのか、何ができるのか、利用する際に知っておきたいポイントを、福山市公式サイトの情報をもとに整理しました。

「育児相談」と書かれた木製ブロックとハート型の飾り

そもそも「ネウボラ」とは何か

「ネウボラ(Neuvola)」は、フィンランド語で「アドバイスの場」を意味する言葉です。もともとはフィンランドで生まれた子育て支援の仕組みで、妊娠が分かったときから子どもが成長するまで、担当者が変わっても情報が引き継がれ、切れ目なく相談・支援を受けられる体制のことを指します。

福山市はこの考え方を取り入れて、市の子育て支援施策全体を「福山ネウボラ」と名付けています。市内には「あのね」という名前のネウボラ相談窓口が13か所設けられていて、その中心となる拠点が、今回紹介する天満屋福山店の「ネウボラセンター」です。

つまり、ネウボラセンターは福山市の子育て支援の「顔」にあたる施設と言えます。

ネウボラセンターの基本情報

項目内容
所在地福山市元町1番1号 天満屋福山店 7階・8階
開設日2025年9月6日(8階の相談・遊び機能部分)
開館時間10時00分〜18時00分
休館日月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
運営福山市ネウボラ推進課
問い合わせネウボラ推進課 084-928-1053

天満屋福山店の中にあるため、買い物のついでに立ち寄れるのも特徴です。

7階と8階、それぞれ何があるの?

ネウボラセンターは7階と8階の2フロアにまたがっています。目的によって降りる階が変わるので、簡単に整理しておきます。

8階(相談・手続き・遊び場)

  • ネウボラ相談窓口「あのねキッズコム」(妊娠・出産・子育ての相談)
  • 若者相談窓口「つながルーム」(不登校やひきこもりなど、若者世代の悩み相談)
  • えほんの国
  • プレイルーム(0〜3歳向け)
  • 屋内遊戯場「ネウボランド」(4〜8歳向け)
  • 親子健康手帳の交付、保育所等利用申請、放課後児童クラブ利用申込などの手続き窓口

7階(事務・若者支援)

  • 福山市ネウボラ推進課(企画・管理担当の窓口)
  • ユースセンター「ふらっと」

「相談したい」「子どもと遊びたい」という場合は基本的に8階、市役所的な問い合わせをしたい場合は7階、とざっくり覚えておくとよさそうです。

妊娠・子育ての相談は予約が必要

ネウボラセンター内の相談窓口「あのねキッズコム」では、妊娠準備や出産、育児の悩みなど、子育てに関する幅広い相談ができます。対応するのは、看護職や保育士の資格を持つネウボラ相談員です。

ここで注意したいのが、相談は予約制という点です。来所のほか、電話やオンライン(Zoom)での相談にも対応していますが、いずれも事前に電話かメールでの申し込みが必要になります。「思い立ってふらっと相談に行く」という使い方はできないので、相談したい内容が決まったら、早めに問い合わせておくと安心です。

なお、不登校やひきこもりなど若者世代の悩みに対応する「つながルーム」も、原則予約制です。

「妊娠届」と書かれたハート型の紙を持つ手

保育所の申込みなど、行政手続きもできる

ネウボラセンターでは、相談だけでなく次のような行政手続きも行えます。

  • 親子健康手帳(母子健康手帳)の交付
  • 保育所等利用申請
  • 放課後児童クラブの利用申込
  • 保育料に関する給付認定申請 など

保育所の申込みや放課後児童クラブの手続きは、これまで別の窓口に行く必要があったケースもあると思いますが、ネウボラセンターであればまとめて相談・手続きできる可能性があります。手続きごとに予約が必要かどうかは公式サイト上で明記されていなかったため、訪問前にネウボラ推進課へ確認しておくと二度手間になりません。

ボールプールで遊ぶ子ども

子どもと遊べるスペースもある

ネウボラセンターのもう一つの特徴が、子ども向けの遊びスペースです。

プレイルーム(0〜3歳向け) 小さな子ども向けのスペースで、今回の施設整備にあわせて拡張されました。

屋内遊戯場「ネウボランド」(4〜8歳向け)

  • 平日:午前10時00分〜12時00分、午後13時00分〜17時00分
  • 土日祝日:1日7回の入れ替え制(各回定員25組)で、整理券が配布されます
  • 平日も混雑時は整理券配布(11時40分〜12時40分は配布なし)

土日祝日のネウボランドは、行けば必ず遊べるというわけではなく、整理券をもらって順番を待つ形式です。休日に利用したい場合は、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。料金や授乳室・おむつ替え設備の有無については、公式サイト上で確認できませんでした。利用前に子育て応援センター(084-932-7284)へ問い合わせておくと確実です。

駐車場は最初の1時間無料

ネウボラセンターを利用する場合、天満屋福山店の地下駐車場または提携駐車場が、最初の1時間無料になります。買い物をしなくても、相談や手続き、遊び場の利用だけで駐車料金がかかりにくいのはうれしいポイントです。

ただし、土日祝日や連休は駐車場が混雑しやすいため、公式サイトでは提携駐車場の利用も検討するよう案内されています。時間に余裕を持って出かけるとよいでしょう。

なお、この記事の情報では、駐車場優遇を受けるための具体的な手続き(受付での認証など)までは確認できませんでした。心配な場合は、来館時にネウボラセンターの窓口で確認してください。

「1周年記念イベント」はすでに終了しています

2026年8月18日(火)から23日(日)まで、天満屋福山店7階の大催場で、ネウボラセンター開設1周年を記念したイベントが開催されました。デジタル映像でゾウやキリンなどの動物と触れ合える「デジタル・アニマル・サファリ」をはじめ、お絵かきが動き出す「おえかきパラダイス」や、珪藻土絵付けワークショップなど、複数の体験コーナーが用意されていたようです。入場は無料で、一部ワークショップのみ材料費がかかる形でした。

このイベントはすでに終了しており、現在は参加できません。 「福山駅前でサファリ体験ができる」という話をSNSなどで見かけた方は、これは2026年8月に開催された過去のイベントの話だと理解しておいてください。

同じようなイベントが今後も定期的に開催されるかどうかは、公式サイト上で明言されていませんでした。ただし福山市は、仕事と子育ての両立をテーマにした「子育て応援ウィーク」という啓発イベントを毎年実施しており(2025年度は11月3日〜23日の実施でした)、こうした機会にネウボラセンター関連の催しが行われる可能性はあります。最新のイベント情報は、福山市公式サイトやネウボラ推進課のページで確認するのが確実です。

よくある疑問

Q. ネウボラセンターは誰でも利用できますか? A. 妊娠中の方から子育て中の家庭、さらに若者世代まで、幅広い年代が対象になっています。福山市在住かどうかの条件については、この記事の調査時点では明記を確認できませんでした。心配な場合は事前にネウボラ推進課へ問い合わせてください。

Q. 予約なしでふらっと行っても大丈夫ですか? A. 子育て相談(あのねキッズコム)や若者相談(つながルーム)は予約制です。一方、プレイルームやネウボランドといった遊び場は、基本的に予約不要で利用できます(ネウボランドは土日祝日に整理券制)。

Q. ネウボラセンターと、市内にある「あのね」の窓口は違うものですか? A. 「あのね」は市内13か所に設置されているネウボラ相談窓口の名称です。ネウボラセンターは、その中心となる拠点施設という位置づけで、相談窓口に加えて手続きや遊び場の機能も集約されています。

まとめ

ネウボラセンターは、天満屋福山店の7階・8階にある、福山市の子育て支援拠点です。妊娠・子育ての相談から、保育所の申込みなどの行政手続き、子どもの遊び場まで、1か所でまとめて利用できるのが特徴です。

利用する前に押さえておきたいポイントは次のとおりです。

  • 相談(あのねキッズコム・つながルーム)は予約制。ふらっと立ち寄っての相談はできない
  • 遊び場(プレイルーム・ネウボランド)は基本的に予約不要だが、休日のネウボランドは整理券制
  • 駐車場は最初の1時間無料(混雑時は要注意)
  • 2026年8月のサファリ体験イベントはすでに終了済み

保育所の申込みや育児の悩みなど、福山市での子育てに関する用事があるときは、ネウボラセンターに問い合わせてみると、複数の手続きや相談をまとめて済ませられるかもしれません。