福山市で里帰りしない出産|産前産後に頼れる制度・サービス

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「実家が遠方で里帰りできない」「仕事の都合で里帰りしないことにした」。そんな家庭にとって、産後の身体的な負担や孤立感は大きな心配ごとです。福山市には、里帰りをしない場合でも頼れる公的な支援制度があります。この記事では、産前・産後サポート事業と産後ケア事業を中心に、対象者・費用・申込み方法を整理しました。

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名前が似ている2つの事業:まず違いを整理

福山市には「産前・産後サポート事業」と「産後ケア事業」という、名前が似た2つの制度があります。役割が異なるので、まずこの違いを押さえておきましょう。

  • 産前・産後サポート事業:子育て経験者等が自宅を訪問し、話し相手・相談相手になってくれる制度。無料。
  • 産後ケア事業:助産師などによる母体のケア・育児指導が中心の制度。宿泊型・日帰り型・訪問型があり、世帯の課税状況に応じて費用がかかる場合がある。

身近に相談できる人がいない孤立感には「産前・産後サポート事業」、体力的な回復や育児技術のサポートが必要なときは「産後ケア事業」、というイメージで使い分けるとよいでしょう。

産前・産後サポート事業:話し相手がほしいときに

  • 対象:妊娠中から出産後1年未満(乳児は1歳の誕生日前日まで)の妊婦・産婦。「妊娠・出産・育児に不安がある」「身近に相談できる人がいない」人向け
  • 支援内容:子育て経験者等が定期的に自宅を訪問し、妊娠・出産・子育ての相談相手になる
  • 利用時間:1回1時間以内(午前9時〜午後5時)
  • 頻度:週1回、月2回、月1回など希望に応じて調整
  • 費用:無料
  • 申込み方法:お住まいの地域担当の保健師に相談→申請書提出→約2週間で決定通知書

問い合わせ先(地域ごと)

担当窓口電話番号
健康推進課084-928-3421
松永保健福祉課084-930-0414
北部保健福祉課084-976-1231
東部保健福祉課084-940-2567
神辺保健福祉課084-962-5055

(いずれも平日8時30分〜17時15分、祝日・年末年始を除く)

産後ケア事業:体のケアや育児指導が必要なときに

  • 対象:福山市に住民票がある産婦と乳児(出産後1年未満、または1年以内の流産・死産経験者)
  • サービス種類:
  • 日帰り型(7時間):助産所等に通所し、乳房ケアや育児指導を受ける。赤ちゃんを預けて休息も可能(昼食提供あり)
  • 日帰り型(2時間):相談・保健指導が中心の短時間利用
  • 訪問型:助産師が自宅を訪問。家族も参加可能
  • 宿泊型:入所10時・退所19時。家族からの支援が不足し、心身の不調や育児不安がある人向け(審査あり)
  • 利用回数:通常7日まで、多胎出産は10日まで(合計での上限)
  • 費用(自己負担額):
  • 生活保護受給世帯、または夫婦とも市民税非課税:0円
  • 市民税課税世帯:日帰り型7時間1,750円/日帰り型2時間1,000円/訪問型1,000円/宿泊型1日3,750円
  • 申請方法:紙申請またはLINE申請。出産予定日の1か月前から申請可能、決定まで2週間程度
  • 利用施設:福山市内外14施設(阿賀野助産所、くにさだ助産院、小池病院、木もれび子ぐま助産院ほか。施設ごとに対応サービス・利用可能期間が異なる)
  • 問い合わせ先:ネウボラ推進課 084-928-1252/084-928-1162

里帰りをしないと決めている場合、産後ケア事業は出産予定日の1か月前から申請できるので、早めに動いておくと安心です。宿泊型は審査があるため、希望すれば必ず利用できるとは限らない点にも注意してください。

「必要書類」と書かれた木製ブロックと電卓

あわせて知っておきたい、そのほかの支援

産前・産後の期間だけでなく、その後の育児でも頼れる制度があります。

  • 子どもを預けて体を休めたいときは、一時保育・病児保育も選択肢になります。
  • 周囲に頼れる人が少ないと感じる場合は、こちらの記事で紹介しているファミリー・サポート・センターなども参考になります。

注意点

  • 「産前・産後サポート事業」と「産後ケア事業」は名前が似ていますが、内容が異なります。申込み先(担当窓口)も異なるため、間違えないようにしましょう。
  • 産後ケア事業の宿泊型は審査があります。希望する場合は早めに相談しておくことをおすすめします。
  • 費用は世帯の課税状況によって変わります。正確な金額は申請時に確認してください。

よくある質問

Q. 里帰りしない場合、まず何をすればいいですか? A. 妊娠中から利用できる「産前・産後サポート事業」への相談を、地域担当の保健師にしておくとよいでしょう。産後の身体的なケアが必要になりそうな場合は、出産予定日の1か月前から「産後ケア事業」の申請もできます。

Q. 産後ケア事業は誰でも無料で使えますか? A. いいえ。生活保護受給世帯や夫婦とも市民税非課税の世帯は無料ですが、市民税課税世帯は利用内容に応じた自己負担があります。

Q. 夫(パートナー)も一緒に利用できますか? A. 産後ケア事業の訪問型は家族も参加可能です。サービスの種類によって条件が異なるため、申込み時に確認してください。

まとめ

福山市で里帰りをしない出産を選ぶ場合でも、「産前・産後サポート事業」(無料の訪問相談)と「産後ケア事業」(有料区分ありの母体ケア・育児指導)という2つの公的な制度があります。孤立感には前者、体力的なケアには後者と使い分けながら、必要に応じて早めに申請しておくと、産後の生活を安心して迎えられます。