福山市で親の介護について相談できる窓口まとめ|状況別の相談先と電話番号

ノートパソコンの画面を一緒にのぞき込む、高齢の両親と子ども世代の夫婦 親の暮らし・介護
ノートパソコンの画面を一緒にのぞき込む、高齢の両親と子ども世代の夫婦

親の様子が気になる、退院後の生活が心配、そろそろ介護を考えたほうがいいかもしれない。そう思ったときに、相談先がたくさんあると、かえって迷ってしまいます。

結論から言うと、迷ったら、親が住んでいる学区の「地域包括支援センター」に電話するのが、いちばん早い入口です。高齢者の総合相談窓口で、福山市に16か所あります。

この記事では、福山市の公式情報をもとに、状況別の相談先を整理しました。親が福山市に住んでいる場合の窓口です。詳しい手続きや制度は、それぞれの記事へのリンクから確認できます。

状況別・どこに相談する?

こんなときまず相談する先
何から始めればいいか分からない地域包括支援センター
介護保険を使いたい(要介護認定の申請)介護保険課、または地域包括支援センター
物忘れが増えた、認知症かもしれないかかりつけ医、地域包括支援センター
一人暮らしの親の見守り・食事が心配地域包括支援センター、担当のケアマネジャー
介護にかかる費用が心配介護保険課
財産管理・契約ごとが心配権利擁護支援センター
家族の介護がつらい、虐待が心配地域包括支援センター、高齢者支援課
仕事を続けながら介護したい勤務先、ハローワーク(介護休業給付金)
親の運転が心配運転免許の返納の記事、警察

まず相談する先:地域包括支援センター

高齢者の総合相談窓口です。ケアマネジャー、保健師、社会福祉士などの専門職が、必要な機関と連携して、問題の解決を手伝います。

  • 介護サービスの利用のしかた、どこに相談していいか分からないことなど、幅広く相談できます
  • 本人や家族だけでなく、近所の人からの相談も受け付けています
  • 福山市に16か所(ほかにサブセンター6か所、ブランチ3か所)あり、担当は小学校区ごとに決まっています
  • 担当のセンターは、福山市の公式ページの「学区別一覧」「住所別一覧」で調べられます
  • 要介護認定の申請の代行や、認知症の相談の入口にもなります

開所時間は公式ページに書かれていないため、電話で確認してください。

ノートパソコンを見ながら相談する女性二人

介護保険を使うとき

要介護(要支援)認定の申請は、介護保険課か各支所の介護保険担当窓口でできます。地域包括支援センターに代行してもらうことも、郵送やマイナンバーカードによる電子申請もできます。認定結果は、原則として、申請から30日以内に通知されます。

  • 窓口:福山市 介護保険課(本庁舎3階、福山市東桜町3番5号)
  • 電話:084-928-1173(認定)、084-928-1166(給付・負担・電子申請)

流れや必要なものは、こちらで詳しく紹介しています。

自己負担(1〜3割)や、費用を軽くする制度は、こちらです。

物忘れ・認知症が心配なとき

福山市のガイドブックでは、認知症が疑われる場合は、まずかかりつけ医に相談するよう案内されています。かかりつけ医がいない場合や、困っている場合は、地域包括支援センターや、認知症疾患医療センター(光の丘病院内、下永病院内)に相談できます。

行方不明に備える「ひとり歩きSOSネットワーク」の事前登録は、福山市社会福祉協議会(084-928-1333)が窓口です。

専門医療機関の電話番号や、初期集中支援チーム(自宅への訪問支援)については、こちらにまとめています。

一人暮らしの親の見守り・食事

福山市には、一人暮らしの高齢者などを対象にした、見守りや食事のサービスがあります。どちらも、地域包括支援センターや担当のケアマネジャーに相談すると、申請の進め方を教えてもらえます。

緊急通報装置(24時間の見守り)

  • 対象:65歳以上で、ひとり暮らし、または高齢者のみの世帯などの人のうち、安否確認の必要があり、緊急時に駆けつけられる協力員を2人確保できる人
  • 仕組み:ボタンを押すとコールセンターにつながる固定型・携帯型のほか、冷蔵庫のドアにセンサーをつけ、一定時間開閉がないとコールセンターから電話で安否確認をするタイプもあります
  • 自己負担(月額):固定型は無料〜371円、携帯型のレンタルは2,123〜2,494円、携帯型の本人所有は無料〜379円、センサーは無料〜280円(生活保護世帯、市民税非課税世帯などで金額が異なる)
  • 申請:地域包括支援センターまたは居宅介護支援事業所を通じて提出
  • 問い合わせ:高齢者支援課 084-928-1189

配食サービス(「食」の自立支援事業)

  • 対象:65歳以上で、ひとり暮らしまたは高齢者のみの世帯等に属し、事業対象者・要支援認定者・要介護認定者のいずれかで、栄養改善と安否確認が必要と認められる人
  • 内容:1日1食(昼食または夕食)を、週5日まで。配食のときに安否確認があります
  • 申請:ケアマネジャーを通じて、高齢者支援課または各支所(保健福祉担当)へ申出書を提出
  • 問い合わせ:高齢者支援課 084-928-1189(利用料は、福山市のページに記載がありません。申請のときに確認してください)

財産管理・契約ごとが心配なとき

認知症などで判断が難しくなり、お金の管理や契約が心配になったときは、福山市の権利擁護支援センターに相談できます。

  • 内容:成年後見制度の利用手続や費用の説明、申立ての支援など
  • 電話:084-928-1353(月〜金曜日の9時〜17時、年末年始・祝日を除く)
  • 場所:福山市役所 本庁舎3階(高齢者支援課 相談支援担当)

費用については、福山市のページに記載がありません。相談のときに確認してください。

介護がつらいとき、虐待が心配なとき

介護する家族の負担が大きくなると、心身ともに限界を迎えてしまうことがあります。高齢者や家族についての相談、高齢者虐待の防止などの相談は、地域包括支援センター、福山市高齢者支援課(084-928-1065)などで受け付けています。

介護する家族向けの交流や研修の機会が、地域包括支援センターの主催で行われていることもあります(2024年度のお知らせより)。最新の開催の有無は、親が住む学区のセンターに確認してください。

高齢の女性の手を両手で包み、向かい合って笑顔で話す介護スタッフ

仕事を続けながら介護したいとき

雇用保険に入っている人が、家族を介護するために休業したときは、国の「介護休業給付金」があります。厚生労働省とハローワークの資料では、次のように案内されています。

項目内容
金額休業開始時賃金日額×支給日数×67%(上限・下限あり)
期間・回数同じ家族について、93日を限度に、3回まで
対象の家族配偶者、父母、子、配偶者の父母、祖父母、兄弟姉妹、孫。負傷や病気などで、2週間以上にわたり常時介護が必要な状態の人
主な条件休業開始前の2年間に、賃金支払基礎日数が11日以上ある月が12か月以上あること。休業後に離職する予定の人は対象外

上限額は、1支給対象期間(休業開始から1か月ごとの期間)あたり366,222円です(2027年7月31日までの額)。

手続きは、原則として勤務先を通じて、勤務先の所在地を管轄するハローワークで行います。勤務先が福山市内にある場合は、ハローワーク福山(福山市東桜町3-12、084-923-8609)です。

相談する前に、準備しておくと話しやすいこと

  • 親の生年月日、住所、かかっている病院や飲んでいる薬
  • 介護保険被保険者証や、すでに受けているサービスがあれば、その内容
  • 困っていること(いつから、どんな場面で)を、メモにまとめたもの
  • 親本人が、どうしたいと考えているか

全部がそろっていなくても、相談できます。「何を聞けばいいか分からない」という状態で電話して大丈夫です。

窓口の電話番号一覧

窓口電話番号主な相談
各地域包括支援センター学区ごとに異なる(福山市の公式ページで確認)総合相談、認定申請の代行
介護保険課(認定)084-928-1173要介護認定
介護保険課(給付・負担・電子申請)084-928-1166自己負担、負担軽減、電子申請
高齢者支援課 相談支援担当084-928-1310高齢者の相談・虐待防止、ひとり歩きの相談
高齢者支援課 地域包括ケア担当084-928-1065認知症、地域包括支援センター
高齢者支援課(緊急通報・配食)084-928-1189緊急通報装置、配食サービス
権利擁護支援センター084-928-1353成年後見制度
福山市社会福祉協議会084-928-1333ひとり歩きSOSネットワークの事前登録
ハローワーク福山084-923-8609介護休業給付金

よくある疑問

Q. 親が福山市外に住んでいる場合は? A. この記事で紹介した窓口は、福山市に住む方の場合です。親の住民票がある市町村の、地域包括支援センターなどに相談してください。

Q. 本人が「まだ大丈夫」と言って、相談したがらないときは? A. 本人以外の家族からでも、地域包括支援センターに相談できます。近所の人からの相談も受け付けています。

Q. 介護保険の申請をしないと、相談できませんか? A. 地域包括支援センターには、申請の前の「どこに相談すればいいか分からない」という段階から相談できます。

まとめ

  • 迷ったら、親が住む学区の地域包括支援センター。福山市に16か所あります
  • 介護保険の申請は介護保険課(084-928-1173)。代行や電子申請もできます
  • 物忘れが心配なら、かかりつけ医と地域包括支援センター。専門の相談は認知症疾患医療センター
  • 一人暮らしの見守りには、緊急通報装置と配食サービス(申請はケアマネジャーなどを通じて)
  • お金・契約は権利擁護支援センター、仕事との両立は介護休業給付金(ハローワーク)

親の運転免許の返納を考えているときは、こちらの記事もあわせてどうぞ。