赤ちゃんが生まれると、予防接種のスケジュール管理と、体調を崩したときにすぐ相談できる「かかりつけ医」探しが、早い段階での悩みどころになります。福山市での予防接種の受け方、医療費の助成、休日・夜間に頼れる相談先を整理しました。

福山市の定期予防接種は「個別接種」
福山市の子どもの定期予防接種は、市内の予防接種実施協力医療機関で受ける「個別接種」です。集団接種ではないため、通っている(または通う予定の)医療機関で予約・接種する形になります。
- 対象ワクチン:BCG、B型肝炎、ロタウイルス感染症、Hib、小児用肺炎球菌、3種混合、5種混合、ポリオ、2種混合、麻しん・風しん、水痘、日本脳炎、HPV、RSウイルス感染症
- 費用:無料
- 持ち物:親子(母子)健康手帳(必須)、福山市の住民であることが分かるもの(健康保険証など)
医療機関ごとに実施曜日・時間が異なり、予約制のところもあるため、事前に電話で確認しておくと安心です。実施医療機関の一覧は、福山市公式サイトでPDF(年度ごとに更新)が公開されています。
予診票は「医療機関でもらう」仕組み
他の自治体では予診票が冊子で自宅に郵送されることもありますが、福山市では予診票を医療機関に用意している方式です。「市から予診票が届かない」と心配する必要はなく、受診する医療機関で必要事項を記入します。
なお、里帰りなどで県外の医療機関で接種した場合は、いったん全額自己負担で支払い、あとから一定額を上限に払い戻しを受けられる制度があります。この制度を使うには、事前に「予防接種依頼書」の申請が必要です。
こども医療費助成:通院・入院の自己負担額
福山市には、0歳から中学3年生(15歳到達後最初の3月31日)までを対象にした「こども医療費助成」があります。
| 区分 | 自己負担額 |
|---|---|
| 通院 | 1医療機関につき1日500円(月4日まで)、5日目以降は無料 |
| 入院 | 1医療機関につき1日500円(月14日まで)、15日目以降は無料 |
| 院外薬局 | 無料 |
2023年10月からは所得制限が撤廃され、所得にかかわらず利用できます。
注意したいのは申請期限です。出生・転入から14日以内に申請しないと、申請日からの認定になり、さかのぼって助成を受けることはできません。出産直後は他の手続きも重なるため、早めに済ませておきましょう。申請は窓口(平日8時30分〜17時15分)のほか、郵送・電子申請にも対応しています。
なお、予防接種や健康診断、自費診療などはこの助成の対象外です。

かかりつけ医はどう探す?
福山市が特定の医療機関を推薦することはありませんが、次のような方法で探せます。
- 厚生労働省の「医療情報ネット(医療機能情報提供制度)」で、地域・診療科ごとに医療機関の基本情報を検索できます。
- 民間の医療機関検索サイトでも、診療時間や土曜診療の有無などで絞り込めますが、口コミ情報が中心のため、あくまで参考情報として使うのがおすすめです。
きょうだいで通いやすい、自宅や保育園から行きやすいなど、家庭ごとの条件に合わせて何件か候補を持っておくと、急な発熱のときにも慌てずに済みます。
夜間・休日に頼れる相談先
日中のかかりつけ医が診療していない時間帯に頼れる窓口もあります。
福山夜間小児診療所
- 所在地:福山市三吉町南二丁目11番25号(福山市医師会館内)
- 電話:084-922-4999
- 診療時間:毎日19時〜22時30分(受付は22時15分まで)
- 対象:小児科疾患(外科は対象外)
こどもの救急電話相談(#8000)
- 電話:短縮ダイヤル「#8000」または082-555-8870
- 受付時間:平日19時〜翌朝8時、土日祝・年末年始17時〜翌朝8時
- 内容:看護師による電話でのアドバイス。「病院に行くべきか」迷ったときの相談に向いています。
日中の育児相談や、すぐに病院に行くほどではないけれど気になることがある場合は、LINEで相談できる「産婦人科・小児科オンライン」も選択肢になります。用途に応じて使い分けるとよいでしょう。
注意点
- 休日当番医は日によって医療機関が変わります。「今日はどこが開いているか」は、その日の案内で確認してください。
- 夜間小児診療所は小児科疾患が対象で、外科的なけがなどは別の医療機関になります。
- こども医療費助成の対象外(予防接種、健康診断、自費診療など)を医療費助成と混同しないようにしましょう。
よくある質問
Q. 予防接種の予診票はいつ届きますか? A. 福山市では予診票は郵送されません。接種する医療機関に用意されているので、その場で記入します。
Q. こども医療費助成に所得制限はありますか? A. 2023年10月に撤廃されたため、現在は所得にかかわらず利用できます。
Q. 夜間に子どもが発熱したときは、まずどこに連絡すればいいですか? A. 病院に行くべきか迷う場合は「こどもの救急電話相談(#8000)」、実際に受診したい場合は「福山夜間小児診療所」(毎日19時〜22時30分)が利用できます。
まとめ
福山市の予防接種は無料の個別接種で、予診票は医療機関で受け取る仕組みです。こども医療費助成は0歳から中学3年生まで対象で、申請は出生・転入から14日以内に済ませる必要があります。かかりつけ医は早めに何件か候補を見つけておき、夜間・休日は#8000や夜間小児診療所も頼りにしながら、家庭に合った受診スタイルを整えておきましょう。



