福山市で高齢の親が運転免許を返納するとき|運転経歴証明書とおでかけ乗車券

ノートパソコンの画面を一緒にのぞき込む、高齢の両親と子ども世代の夫婦 親の暮らし・介護

親の運転が心配になってきたけれど、免許を返納したら何が変わるのか、福山市では何か支援があるのか。そんな疑問を持つ家族に向けて、福山市と広島県警察の公式ページで確認できた内容を整理しました。

公式ページに書かれていないこと、確認できなかったことは、そのまま「確認できていません」と書いています。

※確認日:2026年10月16日(福山市・広島県警察の公式ページ)。福山市の返納のページは、2023年5月1日更新の記載です。割引の条件などは、手続きの前に窓口で確認してください。

ノートパソコンの画面を一緒にのぞき込む、高齢の両親と子ども世代の夫婦

この記事で分かること

  • 運転免許の自主返納は、どこで手続きするのか
  • 返納したあとに受け取れる「運転経歴証明書」と、福山市の公式ページにある割引サービス
  • 満75歳以上の人が対象の「おでかけ乗車券」の内容と、申請できる時期
  • 手続きの前に、窓口で確認しておきたいこと

結論:返納は県の窓口で、おでかけ乗車券は市の別の制度

  • 自主返納の手続きは、運転免許証の有効期限内に、広島県東部運転免許センターまたは市内の各警察署で行えます。
  • 返納した人は、運転免許センターか警察署交通課に申請すると運転経歴証明書を受け取れます。身分証明書として使え、有効期限はありません。
  • 福山市のページでは、運転経歴証明書があると、タクシー運賃が1割引(広島県タクシー協会東部支部加盟会社に限る)、井原鉄道の乗車賃が5割引になるサービスを受けられる、と案内されています。
  • おでかけ乗車券は、市内に住所があり、満75歳以上(10月1日時点)の人が対象です。年間7,000円分の乗車券が交付されます。市のページには、免許を返納したかどうかは条件として書かれていません。
  • 運転経歴証明書の手数料や必要書類は、公式ページの本文では確認できていません。窓口で確認してください。

免許の自主返納を考えるきっかけ

福山市のページでは、次のようなことが繰り返しあるときは、運転の「卒業」を検討する時期かもしれない、と案内されています。

  • 車庫入れで壁や塀にこすってしまう
  • 信号や標識を見落としてしまう
  • 自転車や歩行者に気付くのが遅れる

同じページでは、加齢に伴って視野が狭くなる、判断力や記憶力が低下するなどで、運転時の操作ミスが起こりやすくなること、市内でも高齢の運転者による死亡事故が発生していることが説明されています。そのうえで、事故の当事者になる前に、家族で自主返納について話し合ってみてほしい、とされています。

運転に不安を感じたときの相談先として、安全運転相談ダイヤル「#8080」も案内されています。詳しくは、県東部運転免許センターか近くの警察署に問い合わせる形です。

返納の手続きはどこで、いつまでにする?

福山市のページによると、運転免許証の自主返納は、運転免許証の有効期限内に、次のどちらかで手続きできます。

  • 広島県東部運転免許センター
  • 市内の各警察署

広島県東部運転免許センターは、福山市瀬戸町山北にあります。

問い合わせ先は次のとおりです(福山市のページに掲載されている電話番号です)。

窓口電話番号
広島県東部運転免許センター082-228-0110(警察本部の案内が出るので、東部運転免許センターへの接続を依頼)
福山東警察署084-927-0110
福山西警察署084-933-0110
福山北警察署084-962-0110

広島県警察のページには、返納の手続きの案内が、状況別にいくつか用意されています。たとえば、次のような区分です。

  • 自主返納と同時に、運転経歴証明書を申請する場合
  • 自主返納だけをして、運転経歴証明書は不要な場合
  • 自主返納から5年以内に、運転経歴証明書を申請する場合
  • 運転免許証の失効後5年以内に、運転経歴証明書を申請する場合

どの案内も、広島県警察のページからPDFで見られます。必要書類や手数料は、PDFの内容を確認するか、窓口で聞くのが確実です。この記事では、PDFの中身までは確認できていません。

運転経歴証明書で受けられるサービス

返納した人が申請できる「運転経歴証明書」には、次の特徴があると、福山市のページで案内されています。

  • 運転免許証と同じように、身分証明書として使える
  • 有効期限がなく、更新の必要はない
  • 持っていると、市のページに載っている割引サービスを受けられる
サービス内容(福山市のページの記載)
タクシー運賃が1割引(広島県タクシー協会東部支部加盟会社に限る)
井原鉄道乗車賃が5割引

このほか、市内の事業所でも、免許を自主返納した人への支援が行われています。最新の一覧は、広島県のホームページ「運転免許証返納者に対する支援事業所一覧」で見られると、市のページで案内されています。

注意したいのは、福山市のこのページの更新が2023年5月1日であることです。割引の対象会社や条件が今も同じかどうかは、この記事では確認できていません。利用する前に、事業者や窓口に確認してください。

なお、広島県警察のページには、「運転記録証明書」と「運転免許経歴証明書」は、自動車安全運転センターが発行する別の証明書で、自主返納の窓口では発行していない、という注意書きがあります。名前が似ているので、間違えないようにしておきたいところです。

満75歳以上の人は「おでかけ乗車券」も

返納とは別に、福山市には、高齢の人が市内の移動に使える「おでかけ乗車券」があります。福山市高齢者支援サイトの案内(2026年5月11日更新)は、次のとおりです。

項目内容
対象市内に住所がある、満75歳以上(10月1日時点)の人
内容市内で使える乗車券を、1人年間7,000円分(バス・タクシー共通券5,000円、バス専用券2,000円分)
申請のしかた7月上旬に、対象者へ申請はがきが郵送される
受け取り申請があった人には、9月下旬に郵送で交付される
申請できていないとき10月から翌年3月末までの間、窓口でも申請でき、交付もしてもらえる

「申請はがきの時期に気づかなかった」という場合でも、10月から翌年3月末までは窓口で申請できる、と案内されています。親が対象の年齢で、まだ申請していないときは、確認してみる価値があります。

問い合わせ先は、高齢者支援課のほか、松永・北部・神辺・東部の各保健福祉課、新市支所、沼隈支所です。高齢者支援課(いきがい支援担当)の電話番号は084-928-1064です。

市のページには、所得の条件があるかどうかの記載は見つかりませんでした。条件の有無は、申請の前に窓口で確認してください。

手続きの前に確認しておきたいこと

公式ページの本文だけでは確認できなかった点を、まとめておきます。

「必要書類」と書かれた木製ブロックと電卓
  • 運転経歴証明書の手数料
  • 返納や申請に必要な書類、窓口の受付時間
  • タクシー割引の現在の条件(市のページの記載は2023年5月1日更新)
  • 家族が親の代わりに手続きできるか
  • おでかけ乗車券に所得の条件があるか

これらは、広島県東部運転免許センター(082-228-0110)や、お近くの警察署、市の担当課に電話で聞くのが早いです。

親の暮らしの相談先

運転のことだけでなく、親の暮らし全般の相談先は、次の記事にまとめています。

物忘れなど、認知症が気になるときの相談窓口は、こちらです。

よくある質問

Q. 免許を返納したら、おでかけ乗車券がもらえますか?

A. 市のページには、返納したことを条件とする記載は見つかりませんでした。おでかけ乗車券は、市内に住所がある満75歳以上(10月1日時点)の人が対象と案内されています。

Q. 運転経歴証明書には、有効期限がありますか?

A. 福山市のページでは、有効期限はなく、更新の必要もないと案内されています。運転免許証と同じように、身分証明書として使えます。

Q. 返納したあと、運転経歴証明書はいつまでに申請すればよいですか?

A. 広島県警察のページには、「自主返納と同時に申請する場合」と「自主返納から5年以内に申請する場合」の、それぞれの手続き案内があります。期限の細かい条件は、PDFの案内か窓口で確認してください。この記事では、確認できていません。

Q. 運転に不安があるけれど、まだ返納するか決められません。

A. 市のページでは、運転に不安を感じたら、安全運転相談ダイヤル「#8080」に相談できると案内されています。

まとめ

  • 自主返納は、運転免許証の有効期限内に、広島県東部運転免許センターか市内の各警察署で手続きできます。
  • 返納後は運転経歴証明書を申請でき、福山市のページでは、タクシー運賃の1割引と井原鉄道の5割引が案内されています(2023年5月1日更新の記載)。
  • おでかけ乗車券は、満75歳以上の人が対象で、10月から翌年3月末まで窓口でも申請できます。返納とは別の制度として案内されています。
  • 手数料・必要書類・受付時間は、この記事では確認できていません。手続きの前に、窓口に電話で確認してください。