福山市の空き家相談窓口|空家等管理活用支援法人とは(実家が空き家になりそうなときの相談先)

テーブルを囲んで相談する高齢の女性と家族、相談員の後ろ姿 親の暮らし・介護
テーブルを囲んで相談する高齢の女性と家族、相談員の後ろ姿

親が住んでいた家が、入院や施設への入居、引っ越しなどで空き家になった。あるいは、これから空き家になりそう。でも、売ればいいのか、管理だけ頼めばいいのか、誰に相談すればいいのか分からない。そんなとき、福山市には相談できる窓口があります。

この記事では、福山市が指定している「空家等管理活用支援法人」という民間団体の相談窓口と、福山市役所の担当窓口を、福山市と国土交通省の公式情報にもとづいて紹介します。

この記事で分かること

  • 福山市が指定している空き家相談の民間窓口(5団体)の名前と、それぞれの特徴
  • 福山市役所で空き家について相談できる窓口の連絡先
  • そもそも「空家等管理活用支援法人」とはどんな仕組みか
  • 相談先を選ぶときに確認しておきたいポイント

結論:福山市には5つの民間相談窓口と、市の窓口がある

福山市は2026年10月26日時点で、空き家の管理や活用について相談できる民間団体を5団体、「空家等管理活用支援法人」として指定しています。

  • 株式会社クラッソーネ
  • 株式会社AlbaLink
  • 株式会社ネクスウィル
  • 一般社団法人岡山住まいと暮らしの相談センター
  • 一般社団法人ひろしま空き家相談窓口

それぞれ得意分野が少し違うので、次の章で特徴を紹介します。どこに相談すればいいか迷う場合は、福山市役所の建築指導課(空き家対策担当、電話:084-928-1311)に聞くこともできます。

そもそも「空家等管理活用支援法人」とは

空家等管理活用支援法人は、国の空家法(空家等対策の推進に関する特別措置法)にもとづく制度です。国土交通省の資料によると、空き家の所有者が活用や管理について相談できる環境が十分でないことや、多くの市区町村で空き家対策の人員が不足していることが背景にあり、市区町村が、空き家の活用や管理に取り組むNPO法人・社団法人・会社などを「空家等管理活用支援法人」として指定する仕組みです。

指定された法人は、次のような業務を行います。

  • 空き家の所有者や、活用したい人への相談・情報提供
  • 所有者から委託を受けた空き家の活用・管理
  • 空き家の活用や管理に関する普及啓発
  • 市区町村から委託を受けた、所有者の探索

福山市も、この国の仕組みにもとづいて、民間の団体を支援法人として指定しています。

福山市が指定する5つの支援法人(2026年10月26日時点)

福山市のページで紹介されている内容を、団体ごとに整理しました。相談料や対応エリアの詳細など、ページに記載がなかった点は「確認できていません」としています。

株式会社クラッソーネ

解体費用の相場をシミュレーターで確認できるほか、解体工事や空き家の買取査定を複数社へ無料で依頼できる仕組みを提供しています。売却や不用品処分、解体工事など、家じまいに関する総合的な相談も受け付けています。

株式会社AlbaLink

老朽化が進んでいる、荷物が多く残っている、他社の買取を断られたなど、事情のある空き家の買取を専門にしています。遠方の物件でも、エリアを問わず対応できるとされています。

株式会社ネクスウィル

共有持分や再建築不可物件など、いわゆる「訳あり不動産」の買取サービス「ワケガイ」や、空き家買取サービス「ワンストップ実家じまい」を展開しています。自治体とも連携しているとのことです。

一般社団法人岡山住まいと暮らしの相談センター

空き家のワンストップ相談窓口として、不動産・相続・建築・解体片付けなどの専門家が連携しています。福山市内等の連携先の紹介も行っているとされています。

一般社団法人ひろしま空き家相談窓口

空き家の状態や相談者の事情に応じて、解決方法を提案してくれます。買取・売却から片づけ・解体・活用まで、広島県内の専門業者と連携して対応するとされています。

各団体の公式サイトへのリンクは、福山市の公式ページ(下記「情報源」に記載)にバナーの形で掲載されています。詳しい相談内容や問い合わせ方法は、公式ページから各団体のサイトへ進んで確認してください。

ノートパソコンを見ながら、空き家の相談窓口について話す二人

相談先に迷ったら:福山市役所の窓口

民間の支援法人のほかに、福山市役所でも空き家に関する相談を受け付けています。

  • 担当課:建築指導課(空き家対策担当)
  • 電話:084-928-1311
  • FAX:084-928-1735
  • 所在地:〒720-8501 福山市東桜町3番5号 本庁舎11階

どの支援法人に相談すればいいか分からない場合や、民間の窓口に相談する前に市の制度(補助金など)を知りたい場合は、まずこちらに問い合わせるとよいでしょう。

福山市には、空き家をリフォームして住む場合に使える補助制度もあります。活用の方向性が決まったら、こちらもあわせて確認してみてください。

相談先を選ぶときのポイント

  • 何をしたいか(管理・活用・解体・売却)を整理しておく:団体ごとに得意分野が少し違います。解体費用を知りたいだけなら見積もりの無料依頼ができる団体、共有持分など複雑な事情があるなら「訳あり不動産」を扱う団体、というように、状況に近い団体から確認すると話が早く進みます。
  • 相談料や対応エリアは団体に直接確認する:福山市のページで無料と明記されていたのは、クラッソーネの解体工事・買取査定の複数社への無料依頼のみでした。ほかの団体の相談料は、公式ページに記載がなく確認できていません。対応エリアについても、AlbaLinkは「エリアを問わず対応可能」とされていますが、ほかの団体の詳細は確認できていません。気になる場合は、各団体に直接問い合わせることをおすすめします。
  • 複数の団体を比較してもよい:5団体のうちどれか1つに決めなければならないわけではありません。気になる団体が複数あれば、それぞれに相談して比較することもできます。
「必要書類」と書かれた木製ブロックと電卓

注意点

  • この一覧は2026年10月26日時点で福山市の公式ページに掲載されている内容です。今後、指定される団体が増える可能性もあるため、最新の一覧は福山市の公式ページで確認してください。
  • 5団体はいずれも民間の会社・団体です。サービス内容や費用について、福山市が保証しているものではありません。契約前には、内容をよく確認してください。
  • 記事中で紹介した各団体の特徴は、福山市の公式ページに掲載されている説明をもとにしたものです。実際の対応内容は、相談時に団体へ直接確認してください。

よくある質問

福山市役所に相談すれば、空き家を解体・売却してもらえますか?

いいえ。福山市役所(建築指導課)は、相談窓口の案内や空き家対策の制度の説明を行う窓口です。解体や売却そのものは、民間の支援法人や、解体業者・不動産会社に依頼する形になります。

相談は無料ですか?

団体によって異なります。福山市の公式ページで無料と明記されていたのは、株式会社クラッソーネの「解体工事や空き家の買取査定を複数社へ無料で依頼できる」という点のみです。ほかの団体の相談料については、公式ページに記載がなく確認できていません。気になる場合は、各団体に直接確認してください。

福山市外にある実家の空き家でも相談できますか?

団体によって異なります。株式会社AlbaLinkは「遠方の物件でもエリアを問わず対応可能」とされています。ほかの団体の対応エリアについては、公式ページに詳しい記載がなく確認できていません。気になる場合は、各団体に直接確認してください。

まとめ

福山市では、空き家の管理・活用・解体・売却について、5つの民間団体(空家等管理活用支援法人)と、市役所(建築指導課)に相談できます。

  • 何をしたいか(管理・活用・解体・売却)を整理してから相談先を選ぶと、話がスムーズです
  • 相談料や対応エリアは団体ごとに異なるため、気になる点は直接確認してください
  • どこに相談すればいいか迷ったら、まず福山市役所の建築指導課(084-928-1311)に聞くこともできます

実家の空き家は、親の介護や将来の暮らし方とあわせて考えることも多いテーマです。親の暮らしについて相談できる窓口は、こちらでも整理しています。

※確認日:2026年11月4日(福山市「空き家に関する相談ができる空家等管理活用支援法人一覧」、国土交通省「空家等管理活用支援法人」制度概要資料)