
お子さんが「学校に行きたくない」「朝になるとおなかが痛い」と言い出したとき、どこに相談すればいいのか迷う方は多いと思います。
福山市には、学校以外にも相談できる窓口と、学校以外で学べる場所があります。この記事では、福山市の公式情報をもとに、相談先と学校以外の学びの場を整理しました。
先に大事なことを書いておくと、相談先は1か所に決める必要はありません。電話で話を聞いてもらうだけでも相談になります。
最初に相談できる窓口
福山市の公式ページに載っている窓口から、学校に行きにくい子どもや保護者が使いやすいものを選びました。
| 窓口 | 電話番号 | 受付 | こんな相談に |
|---|---|---|---|
| 福山市教育相談センター | 084-924-5556(0120-874-783) | 電話は月〜金10時〜15時。心理相談は月2回水曜12時〜16時 | 不登校や子育てなど、教育に関する悩み(児童・生徒・保護者) |
| ネウボラセンター(若者・くらしの悩み相談課) | 084-928-1099 | 10時〜18時、予約制(電話またはLINE) | 不登校・友人関係・ひきこもり・ヤングケアラーなど(青少年・若者本人と保護者) |
| 思春期こころの電話相談(広島県) | 082-256-0007 | 月〜金10時〜16時 | こころの悩み、不登校、ひきこもりなど(本人・家族) |
ネウボラセンターの特徴
天満屋福山店8階にあり、面談か電話かを選べます。匿名での相談もできて、1回は原則1時間です。予約が必要なので、電話かLINEで先に申し込みます。
教育相談センターについて
電話相談のほか、月2回水曜日に心理相談があります。予約が必要かどうかは公式ページに書かれていないので、利用する前に電話で確認してください。
夜や休日に話したいとき
LINEのチャット相談もあります。広島県の「こころのライン相談@広島県」は、火・木・土・日の17時〜22時に受け付けています(広島県内に住んでいる、または通勤・通学している人が対象)。厚生労働省のSNS相談もあります。
外に出にくい状態が続いているとき
家から出にくい状態が続いている場合は、ひきこもりに関する相談窓口もあります。
- 福山市健康推進課「ふきのとう」(福山市保健所内):084-928-3421(平日8時30分〜17時15分)
- ふくやまふれ愛ランド(福山市スポーツ協会青少年育成課):084-952-1177(平日8時30分〜17時15分)。ひきこもり傾向の人と家族の相談のほか、社会体験活動のプログラムもあります
まず在籍している学校の担任や養護教諭、スクールカウンセラーに話すのも一つの方法です。学校と情報を共有しておくと、そのあとの選択肢が広がります。
学校以外の学びの場
福山市の「フリースクール」のページには、3種類が紹介されています。
校内フリースクール「きらりルーム」
学校の中に設けられた、教室以外で過ごせる場所です。設置校は次の11校です。
- 小学校(3校):曙小学校、多治米小学校、新涯小学校
- 中学校(8校):東中学校、城南中学校、城東中学校、幸千中学校、中央中学校、誠之中学校、神辺中学校、神辺西中学校
対象や利用の仕方、利用時間は公式ページに書かれていません。通っている学校が設置校かどうかを含めて、学校に聞いてみてください。
福山市フリースクール「かがやき」
市が運営する、学校以外の学びの場です。福山市立の小中学校・義務教育学校に在籍する不登校などの児童生徒が対象です。
特徴は、通う日や時間、学び方を自分で決められることです。公式ページには、次の活動が挙げられています。
- 人や自然とふれあう体験的な学習
- ICT機器を使った、一人一人の関心や理解度に合わせた学習
利用の流れは次のとおりです。
1. 在籍している学校、または通いたい「かがやき」に連絡する 2. 見学して、教育相談員と面談する 3. 「行きたい」と思ったら、いつからでも通う
学校を通さずに、希望する「かがやき」へ直接連絡できる点は、動きやすいところです。
場所は3か所です。
| 名称 | 所在地 | 電話 |
|---|---|---|
| かがやき〈中央〉 | 福山市北吉津町四丁目13番5号(福山市教育相談センター内) | 084-924-5556(0120-874-783) |
| かがやき〈東部〉 | 福山市伊勢丘五丁目6番5号 | 084-947-3800 |
| かがやき〈西部〉 | 福山市松永町四丁目14番1号(松永コミュニティセンター内) | 084-933-5211 |
開室している曜日や時間、利用料金、送迎や給食の有無は、公式ページには書かれていませんでした。見学のときに、あわせて確認しておくと安心です。問い合わせ先は、福山市教育推進課(084-928-1183)でも受け付けています。
フリースクールおやまの学校
山野町で、月に1回程度開かれている自然体験の活動です。公式ページでは「季節あそびをしながら、エネルギーをチャージしよう」と紹介されています。対象や費用、申込方法は書かれていないため、教育推進課(084-928-1183)に確認してください。

「出席扱い」になるの?
学校以外の場所で過ごした日が、学校の出席として数えられるのかは、多くの保護者が気にするところです。
文部科学省は、一定の条件を満たせば、校長の判断で出席扱いにできるとしています。主な考え方は次のとおりです。
- 保護者と学校がしっかり連携していること
- 学校外の相談・指導施設が対象で、基本は教育支援センターなどの公的機関。公的機関に通うのが難しい場合などで、本人や保護者の希望もあり適切だと判断されれば、民間の施設も対象になりうる(適切かどうかは、校長が教育委員会と連携して判断)
- 自宅でICTを使って学習する場合も、保護者と学校の連携や、定期的な対面指導などの条件がある
出席扱いとなった日数は、指導要録上、出席日数に数えられ、欠席日数からは除かれます。
ただし、福山市の「かがやき」や「きらりルーム」が具体的にどう扱われるかは、公式ページに書かれていません。個別の判断は、在籍している学校の校長が行いますので、利用を考えたら、まず学校に相談してみてください。
相談する前に、こんなことを整理しておくと話しやすい
- いつごろから、どんなときに行きにくくなるのか(朝、特定の曜日、特定の授業など)
- 子ども本人が話してくれたこと、話したがらないこと
- 家で過ごすときの様子(食事、睡眠、好きなこと)
- 保護者として一番知りたいこと(今後の学校との関わり方、勉強のこと、居場所など)
うまくまとめられなくても大丈夫です。「どう話せばいいか分からない」という状態から相談してかまいません。
よくある疑問
Q. 学校に知られずに相談できますか? A. ネウボラセンターは匿名での相談ができます。教育相談センターや電話相談の窓口も、直接電話できます。学校への連絡のしかたは、相談の中で決めていけます。
Q. 子どもが行きたがらない場合、先に見学だけでもいいですか? A. 「かがやき」の利用の流れでは、見学と面談が最初のステップです。通うのは、本人が「行きたい」と思ったときからで構いません。
Q. 民間のフリースクールや親の会は紹介されていますか? A. この記事では、福山市の公式ページに載っている窓口と場だけを紹介しました。民間の団体は、それぞれ方針や費用が異なります。選ぶときは、見学や問い合わせをして、お子さんに合うか確認してください。出席扱いの判断は、学校と教育委員会が行います。
まとめ
- 最初の相談先は、教育相談センター(084-924-5556)やネウボラセンター(084-928-1099)など。夜間はLINE相談もあります
- 学校以外の学びの場には、校内フリースクール「きらりルーム」、市のフリースクール「かがやき」、自然体験の「おやまの学校」があります
- 「かがやき」は、通う日や時間を自分で決められ、見学と面談から始まります。開室時間や料金は、問い合わせて確認が必要です
- 出席扱いは国の条件があり、最終的には在籍校の校長が判断します
お子さんの様子が気がかりなときは、一人で抱え込まず、気軽に連絡してみてください。

就学前から小学校入学後の相談については、こちらの記事も参考になります。
ネウボラセンターが担っている役割は、こちらにまとめています。





